使わなくなったSSDはどうしてますか?
HDDよりも軽量で高速転送なSSDを捨てたり、売るのは勿体ないですよね。
何か別の使い道があれば再利用したいと思う方も多いはずです。
実は、データのバックアップやポータブルストレージ、外付けドライブなどに活用できる方法があります。
また、古いSSDを再利用することで、パフォーマンスや寿命を延ばすこともできます。
今回、古いSSDの再利用について考えていきます。
古いSSDの使い道を考える
使わなくなったSSDはどういった用途に再利用できるでしょうか。
いくつか候補を挙げてみます。
- バックアップ用
- サブ機のOS用
- フリーマーケットやオークションで売る
- サーバー用
- 引越し専用
このような使い道が考えられます。
SSDの状態を調べてから、長く使えそうならバックアップやサブ機、売却しても良いかもしれません。
もし、状態が悪いのであれば、一時的なOSの入れ替え時のデータのお引越し専用として使えるかもしれません。
SSDの状態を確認する
SSDを再利用する前に、まずはその状態を確認する必要があります。
確認する方法はいくつかありますが、ここでは無料で使えるソフトウェアを紹介します。
CrystalDiskInfo
CrystalDiskInfoは、SSDの健康状態や温度、使用時間、消耗度などを表示するソフトウェアです。
SSDの健康状態は、良好、注意、警告、悪化の4段階で表示されます。
注意や警告の場合は、サブのデータのバックアップ用にします。
もし、悪化の場合は、故障するリスクが高いため捨てた方が良いです。
SSD Life
SSD Lifeは、SSDの寿命を予測するソフトウェアです。
SSDの寿命は、書き込み量や使用頻度によって異なりますが、SSD Lifeは、これらの情報をもとに、SSDがどれくらいの期間使えるかを算出します。
SSDの寿命が短い場合は、データのバックアップや交換を検討する必要があります。
SSDをフォーマットしてリセットする
SSDの状態を確認したら、次にSSDをフォーマットする必要があります。
フォーマットとは、SSDのデータを消去して、新しく使えるようにすることです。
フォーマットすることで、古いSSDのパフォーマンスや信頼性を向上させることができます。
まだ使い道が決まっていない場合は、とりあえずフォーマットして次に使う時の準備をしておきます。
始めにSSDを取り付ける方法から説明して、その後にフォーマットについて解説します。
古いSSDをパソコンに接続する
まずは、古いSSDをパソコンに接続する必要があります。
パソコンに接続する方法は、内蔵型と外付け型に分かれます。
内蔵型の場合
内蔵型の場合は、パソコンの内部に取り付ける必要があります。
パソコンの内部には、SATAやM.2などのインターフェースがあります。古いSSDのインターフェースとパソコンのインターフェースが同じであれば、直接取り付けることができます。
異なる場合は、変換アダプタを使う必要があります。パソコンの内部に取り付ける際は、電源を切って、静電気に注意することが重要です。
外付け型の場合
外付け型の場合は、パソコンの外部に接続する必要があります。
パソコンの外部には、USBやThunderboltなどのインターフェースがあります。古いSSDのインターフェースとパソコンのインターフェースが同じであれば、直接接続することができます。
異なる場合は、変換アダプタや外付けケースを使う必要があります。パソコンの外部に接続する際は、電源を入れたままでも可能ですが、安全に取り外すためには、デバイスの取り外しを行うことがおすすめです。
古いSSDをフォーマットする(Windows10の場合)
パソコンに接続したら、次に古いSSDをフォーマットする必要があります。
フォーマットする方法は以下の通りです。
- Windows 10のスタートメニューから、設定を開きます。
- 設定の中から、システムを選びます。
- システムの中から、ストレージを選びます。
- ストレージの中から、このPCのストレージを表示するを選びます。
- このPCのストレージを表示するの中から、古いSSDのドライブを選びます。
- 古いSSDのドライブの中から、フォーマットを選びます。
- フォーマットの画面で、NTFSにします。
- クイックフォーマットにチェックを入れます。
- フォーマットの画面で、開始をクリックします。
- フォーマットの確認画面で、OKをクリックします。
- フォーマットが完了したら、閉じるをクリックします。
以上で、フォーマットが完了です。
これで新たにSSDが使えるようになりました。
次に、このSSDを使った再利用についてご紹介していきます。
古いSSDをバックアップ用に使う
古いSSDを再利用する方法の中でも、最も簡単で便利なのが、バックアップ用に使うことです。
パソコンのデータを別の場所にコピーして、万が一の場合に備えることです。
Windows 10のバックアップ機能を使う
Windows 10には、バックアップ機能が標準で搭載されています。
パソコンのデータを自動的に定期的にコピーすることができます。
Windows 10のバックアップ機能を使う方法は以下の通りです。
古いSSDをパソコンに接続する
まずは、古いSSDを外付けします。
この際に必ずPC本体に直接接続するようにしてください。
USBハブなどを経由してはいけません。
Windows 10のバックアップ機能を設定する
パソコンに接続したら、方法のよう設定していきます。
- Windows 10のスタートメニューから、設定を開きます。
- 設定の中から、更新とセキュリティを選びます。
- 更新とセキュリティの中から、バックアップを選びます。
- バックアップの中から、ドライブの追加を選びます。
- ドライブの追加の中から、古いSSDのドライブを選びます。
- 古いSSDのドライブを選んだら、自動的にバックアップが開始されます。
- バックアップの中から、必要に応じて詳細オプションをいじります。
- 詳細オプションの設定が終わったら、閉じるをクリックします。
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