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SSDのプチフリや不調はどうやって直す?

SSDはHDDに比べて軽量で高速でデータ転送ができる記憶媒体です。

しかし、SSDを長く使っているとプチフリ(プチフリーズの略称)が起こることがあります。

この原因は様々ですが、SSDに何かトラブルが起きてる証拠です。

今回、SSDでプチフリが起こる原因や改善する方法をご紹介します。

(この記事はSSDをPC本体に取り付けてOSをインストールしている状態を前提にしています。)

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プチフリはなぜ起こる?

プチフリとは、SSDを使用しているパソコンで起こる以下の現象のことです。

  • 突然画面が固まる
  • 動作が遅くなる

プチフリは「プチフリーズ」の略語で、SSDの読み書き速度が低下することで発生します。

プチフリはSSDの性能や寿命に影響を与えるだけでなく、ユーザーのストレスや不快感にもつながります。

なぜこのようなことが起こるのか原因を探っていきましょう。

プチフリの原因

プチフリの原因には主に以下の3つが考えられれます。

ガベージコレクション

SSDはHDDとは異なり、データを書き込む前にその領域を消去する必要があります。

しかし、SSDは消去されたデータがどこにあるかを自動的に認識できないため、消去されたデータを残したままにしておくと、書き込み速度が低下したり、寿命が縮まったりする可能性があります。

このような状態をガベージコレクションと呼びます。

ガベージコレクションはSSDのパフォーマンスを維持するために必要な処理ですが、同時にプチフリの原因にもなります。

なお、この改善策として「トリム機能」が利用できます(下部で解説)。

ウェアレベリング

SSDの寿命は、書き込み回数によって決まります。

SSDは一定回数の書き込みを超えると、そのセルが故障してデータを保持できなくなります。

このような状態をウェアレベリングと呼びます。

ウェアレベリングはSSDの寿命を延ばすために必要な処理ですが、同時にプチフリの原因にもなります。

SSDの空き容量が不足

SSDの空き容量が少ないと、SSDのパフォーマンスが低下する可能性があります。

書き込み速度が遅くなったり、ガベージコレクションやウェアレベリングの処理が増えたりします。

これらの処理はプチフリの原因になり、SSDの空き容量は全体の10%以下になると発生しやすくなります。

プチフリのリスクを診断

プチフリを予期するのは難しいことですが、現在のSSDの状態(ステータス)を確認することは可能です。

CrystalDiskInfoというフリーソフトを使うことで診断できます。

詳しい使い方は以下をご覧ください。

プチフリを改善

プチフリの原因がわかったところで、改善を行なっていきましょう。

改善するにはいくつかの方法があります。

SSDのファームウェアを最新のものに更新する

SSDメーカーは製品の不調やシステム微調整のプログラムをファームウエアという形で提供しています。

全ての製品に提供されている訳ではありませんが、システムの不具合を改善できる可能性があります。

ファームウエアの他に、SSDのバックアップやフォーマットなどができる便利なユーティリティツールも利用できます。

ファームエウアは以下の記事をご覧ください。

SSDのトリム機能を有効にする

SSDのトリム機能とは、SSDのパフォーマンスを向上させるための機能の一つです。

上記でSSDはHDDとは異なり、ガベージコレクションが発生することを解説しました。

トリム機能は、OSからSSDに対して消去されたデータの場所を通知することで、SSDが消去された領域を再利用できるようにする機能です。

トリム機能を有効にすることで、SSDのパフォーマンスを維持したり、改善したりすることができます。

トリム機能を有効にする方法は、OSで異なります。

Windowsの場合
  • SSDを接続したPCを起動する
  • コマンドプロンプトを管理者権限で開く
  • fsutil behavior query DisableDeleteNotifyと入力して、エンターキーを押す
  • 結果が0ならトリム機能は有効になっている
  • 結果が1ならトリム機能は無効になっている
  • トリム機能を有効にするには、fsutil behavior set DisableDeleteNotify 0と入力して、エンターキーを押す
  • トリム機能を無効にするには、fsutil behavior set DisableDeleteNotify 1と入力して、エンターキーを押す
Macの場合
  • SSDを接続したMacを起動する
  • 「ディスクユーティリティ」を開く
  • SSDのドライブを選択する
  • 「情報」ボタンをクリックする
  • 「トリムのサポート」の項目を確認する
  • 結果が「はい」ならトリム機能は有効になっている
  • 結果が「いいえ」ならトリム機能は無効になっている
  • トリム機能を有効にするには、ターミナルを開いて、sudo trimforce enableと入力して、エンターキーを押す
  • トリム機能を無効にするには、ターミナルを開いて、sudo trimforce disableと入力して、エンターキーを押す

空き容量を確保する

SSDはHDDとは異なる仕組みと構造であるため、ストレージの空き容量が重要になってきます。

そのため、空き容量を最低でも10%以上は確保しておく必要があります。

これには以下のようなことを試してみてください。

  • ゴミ箱を空にする
  • ブラウザなどのキャッシュをクリアする
  • パーティションを最適化する
  • お掃除ソフトを使ってみる

総合メンテナンスソフト

PCのメンテナンスソフトを使うことでシステムや速度が改善したりすることがあります。

Advanced System Care」というソフトは無料と有料があります。

PCのフリーズの改善やキャッシュのクリア、ウイルス対策など様々な機能があるオールマイティーなお掃除系ソフトです。

ワンクリックでまるでPCを再インストールしたかのような快適な状態へ改善してくれます。

非常に人気なソフトなのでぜひ一度は使ってみてください。

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