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HDD・SSDのユーティリティーソフトを使いこなそう

ユーティリティーソフトとは?

ユーティリティーソフトは、専用製品の管理を総合的に行うツールです。

このようなツールはメーカーや製品によって様々なソフトがあります。 またツール自体が提供されていない場合もあります。

HDD・SSDのユーティリティーソフトの機能

主に以下のような機能が含まれています。


  • ファームウエアの更新
  • フォーマット
  • デフラグ
  • 健康状態の確認
  • パフォーマンスの監視
  • S.M.A.R.T.の診断
  • 引っ越し・クローニングソフト
  • ディスクの暗号化

これらのユーティリティーソフトは無償で提供されており、自由にダウンロードして利用できます。

メーカーや製品によって、製品確認としてモデル・型式やシリアル番号の入力を求められる場合があります。 事前にこれらの情報を用意しておきましょう。

【参考】WDC製品のユーティリティーソフト

ここではユーティリティーソフトの参考としてHDD/SSD製品を提供する「WDC社」のソフトを例にご紹介します。

WDCのサポートページから無料でダウンロードできます。 Wndows/Macに対応しており、見やすい管理画面と無料で使えるクローンニングソフトがあります。

ダウンロード先:WDC 製品ファームウエア

「WesternDigitalダッシュボード」でHDD/SSDの状態を確認する

1.「Western Digital ダッシュボード」をインストール

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(WDCユーティリティーソフトの一覧)

今回はWindows向けのソフトをダウンロードして解説します。

Western Digital ダッシュボード」をインストールします。

2.WDCアイコンで起動する

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(WDCアイコン)

インストールが完了したらアイコンをダブルクリックして起動しましょう。

内蔵の場合はそのまま、外付けドライブの場合は製品をスキャンします。

3.ドライブサマリーで製品情報の確認

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(ドライブサマリー)

ドライブサマリーに自動で読み込まれたHDD/SSDの情報が表示されます。

製品の型番からシリアル番号まで見やすい仕様です。

4.パフォーマンスの確認

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(パフォーマンスチャート)

パフォーマンスチャートでは使用中のドライブの転送量がグラフで表示されます。

偏った負荷がかかっていないか確認するのに役立ちます。

5.ステータスの確認

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(ステータス)

ここでは「使用容量、温度、ドライブの健全性」が確認できます。

健全性がグリーンのラインを超えていれば不良セクタやS.M.A.R.T.エラーになる確率は低いことがわかります。

6.オプションの設定

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(オプション画面)

ユーティリティーソフトの設定オプションです。

特にいじる必要はなく好みでUIを設定可能です。

7.フォーマット

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(フォーマット)

ここではドライブの消去・フォーマットが簡単に行えます。

HDD/SSDを譲渡したり、破棄する場合により強固なフォーマット方法が選択できます。

8.「S.M.A.R.T.」の診断

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(S.M.A.R.T.)

「S.M.A.R.T.」とはドライブに何らかの修復不能な不具合が生じた際にドライブが使えなくなる前に知らせてくれるアラートです。 もし使用中に「S.M.A.R.T.」アラートが表示されたら、PCをシャットダウンせずに外付けドライブ等に速やかにバックアップしなければありません。

「S.M.A.R.T.」が表示されて数時間〜数日後には起動すらできない状況に陥る可能性があります。

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(S.M.A.R.T.の簡易診断[1/2])

「S.M.A.R.T.」の簡易診断が可能です。

仕様頻度にもよりますが、1年に1回はスキャンしてみることをおすすめします。

WDCユーティリティーソフト009
(S.M.A.R.T.の簡易診断[2/2])

「S.M.A.R.T.」の診断データです。

しきい値を超えていなければ影響はありません。

最終更新:2021/7/13


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