SSDとHDDのデータ転送速度の違いは? HDDからSSDに乗り換えて約3.8倍の爆速化!?
SSDとHDDのデータ転送速度の違いは?
SSDの力を最大限に発揮するためにはより高速なデータ転送技術が必要不可欠です。 そのためにもまずはHDDとSSDを繋げる接続方式・インターフェースについて理解していきましょう。
S-ATAの種類と規格
(SATAとIDEの性能比較)
SATAは、それ以前に主流だったIDEの次にできた接続方式です。
SATAは段階的により多くのデータ処理能力が可能になりました。
現在のSATAⅢの方式では、理論値で600MB/sの転送が可能です。
SSDとHDDの性能比較
(SATAの種類と規格)
SSDの実力はどれほどなのか。データ転送の違いで比較してみましょう。
2.5インチの容量500GBのSSDとHDDで比較すると、 データの読み込みの最大速度はSSDの方がHDDの約3.8倍の性能を有していました。
データ転送が速いと様々な利点があります。 次からメリットとデメリットを確認してみましょう。
SSDとHDDの速度とパフォーマンス
HDDとSSDの速度とパフォーマンスを比較した記事によると、SSDは非常にアクセスや応答時間が短いことがわかりました。 またCPUへの負荷が低く、電気を約100ワット節約しているというデータがあります。
書き込みの失敗率はSSDが0.5%で非常に信頼性が高いことがわかります。 しかしながら、この図にはありませんが32ヶ月の追加調査によると、不良セクタはHDDが3.5%に対してSSDは30%〜80%にのぼりました。
これはハードドライブセクターはフラッシュドライブブロックよりも小さく、HDDセクターへの影響は少ないためと考えられています。 これに加えてSSDの過度な使用を繰り返すことで不良セクタが増大するようです。
【メリットとデメリット】
主なメリットをまとめると次になります。
- 応答時間が速くなる
- ファイルの転送が速い
- アプリケーションの起動が高速
- 書き込みに対する信頼性が高い
- 静音かつ軽量
- 衝撃や振動に強い
- HDDよりも寿命が長い
データ転送が速いとOSの起動やアプリケーションの起動が劇的に高速化されます。
また、SSDは非常に軽量で衝撃性も高いため物理的な障害に強くなります。
一方、デメリットとしては次が挙げられます。
- HDDに比べて高価
- 粗悪品が出回っている
- HDDに比べて不良ブロックが30〜80%
- フリーズすることがある
- 長期保存に向いていない
しかしながら、ある程度のデメリットはありますが、 古いパソコンのHDDをSSDへ換装することで単純にパーフォーマンスは格段に良くなります。
さらに愛着のあるパソコンをより長く使用し続けることができます。
最終更新:2021/7/13